ドアの取っ手に真鍮(しんちゅう)の握り玉を選びます。 それから、引違い窓にも 真鍮のネジ締りを使います。 それは「真鍮」という金属が昔から建具金物として重用され、 使い込むうちに鈍く光った艶に変わっていき、手触りや音の感触が微妙に違ってきます。 一見、不便に思えるひと手間。 このひと手間が、暮らし方に趣や豊かさを与えてくれます。
(左)古建具の昔の真鍮ネジしまり (中)極太ネジしまり (右)現代のネジしまり
(左)引き戸、戸先につける鎌錠と真鍮の船底引き手 (中)ナックル兆番 (右)カギ付きネジしまり