シーダ・バーンのキッチンは、杉材で作られた家の建築設計の一部というコンセプトからつくられました。 杉材を全面的に用いカウンタートップはラフなタイル、ステンレス、無垢材を使用します。 カウンターの端から構造柱が立っているのはデザイン的なものなのです。 2000年冬に発刊された雑誌室内別冊「まるごとキッチン」に掲載された見開きカラー2ページで一躍有名になりました。 「この台所は木が主役」というキャッチフレーズで一番目に紹介されました。 フードなし(換気扇は天井に組み込まれている)のアイランド型というのも印象的です。ダイニングに面した引き出しは14コ!この14コの箱に、あなたは何を収納しますか。食器、細かい切手や文房具、大きな土鍋、救急箱、おもちゃ箱、カサの高いお菓子・・・収納として使うことによって、家族みんなの集うダイニングが、すっきりします。
だから、「おうちサロン」や「おうちカフェ」がすぐに出来ます。おしゃべりしながら、お料理自慢!ダイニングがそのまま、サロンやカフェに変身!
一昔前にタイムスリップした懐かしさの中に合理的な整理整頓ができます。もちろん、ざっくりとした整理整頓にも対応できます。 背面カウンターでは見せる収納もご用意しています。ご自慢の器を飾ってください。その下のカウンターにはコーヒードリッパーやミキサー等も。
2001年「新しい住まいの設計」のキッチン特集では、 実作4例の中の一つとして特集、 2002年「台所空間事典」での「アイランドキッチン」として歴史的位置付けられました。 2004年建築知識のムック「ニッポンキッチン」でも特集をくんでいただきました。 (MAGAZINEを参照ください)
○特徴と魅力
2012年、2005年そして1998年のシーダ・バーンのキッチンです。基本は変わっていません. もちろんタイルの品番やツマミの仕様等細部は違います。 全体の調子は変わらないです. 大工の手仕事による繰り返しで効率よく出来上がるキッチンです。個々に微妙な味わいが感じられる「工芸品キッチン」とも呼ばれる所以です. 国産の節あり杉材、アメリカやイタリア、そして日本の器を連想させるタイル貼りのカウンタートップ,シェーカー家具を連想させる引出しのデザイン、 1.2mm厚手板金のステンレスシンク,ブルム社製のレール、保利の真鍮つまみ、柿渋と桐油塗装,. しかも手作り受注ですから,可能な限り個々のご要望に沿うことができます。
2012年
2005年
右の奥に冷蔵庫等食品庫があります。
1998年
○スタンダードプラン
・サイズ 天板w2330d930 ・カウンタートップ ・シンク ・本体 国産杉材厚30 ・内部一部 シナ合板貼り ・レール |
・ツマミ 堀金物 真鍮製 |
・塗装 柿渋及び桐油塗り
*当初の家具職人が引退したので、
棟梁が刻み場で作っています。
サイズ、仕様等の ご希望には応じられます。
*キッチン本体は手仕事によりますので、
数ミリの誤差が生じます。
機能的には影響ございません。
国産杉材は季節により、多少の伸縮があります。
自然素材ということで、ご理解ください。
スケッチ:保坂美穂
○オプションプラン
シーダ・バーンキッチンは基本コンセプトのもとに、様々なバリエーションが生まれます。それぞれが兄弟姉妹のように. 勿論、ステンレストップもできます。既製品にはない、ちょっと厚めのステンレスを使うと存在感がでてきて素敵です。タイルの大きさによって、キッチン自体も、シンクも変更できます。
輸入品の水栓とホーローシンクです。
ステンレスシンクも大きくスポンジ洗剤のポケットがついています。
魚をさばいたり、野菜を置いたり、シンク内に仮置きできるところが付いています。
織部の釉薬を使ったタイルです。(タイル柱巻き工事前です。)
○I(アイ)型キッチン
古い公団住宅のキッチンの設備周りも含めて新旧入れ替えました。白のモザイクタイル+花柄タイルでまとめました。可愛いですよ。そして、テーブルとキッチンの間に家事カウンターをしつらえました。(右側の写真、ご参考に。)
こちらは、ステンレス+タイル。手元が見えないように。そして家族と会話しながら。テーブル側にはお馴染の引き出しと見せる収納。
無垢の厚板にたっぷりとベンガラを刷り込み、コーラーのシンクをドロップインしたミニキッチンです。
i一間のところにシンク、そのお向かいにミニガス台です。
○キッチンフード
叩き仕上げの銅の換気扇です。銅イオンで汚れがつきにくいです。ステンレスの換気扇もあります。