昨今草
さっこんそう
2015年3月10日(火)晴れ時々曇り。
「こだわりではないこと何と言う?」
「こだわり」という言葉がいいことに使われることが多い。でも本来の意味は「拘泥する」だから、「こだわらない」という言葉を使うほうが意図が通じる気がする。「こだわらない」を肯定語にすればいいのだが、それが日本語では見つからない。それで「こだわり」が闊歩しているのではないか。では「こだわらない」を外国語で考えてみる。「超えている」という意味でスーパーがある。ラテン系ではその他、シュール、エクストラ、ウルトラ、ギリシャ系ではハイパー、メタなど接頭辞がある。中でもシュールという言葉が面白いかな。ウィキペディアでこんな記述が目に留まった。「シュールレアリズムはしばしば非現実と解釈されるが、これは誤りであり『非常に現実的』であるとされる。」つまり「こだわらない」⇒「シュール」。「市居博のこだわり⇒市居博のシュール」。