廻日録 1月22日
2012
日曜日。曇り。遅めの8時起床。朝から試験問題の思案。講義できなかった井尻正二の「新・人体の矛盾」を読む。人体という設計及び工事完成品として、住宅にもなぞらえられる格好の話題だが、わかりやすさからは少々辛い。やはり問題は、2項対立で質問というのがわかりやすいかも。福永少年の話から真直ぐと素直。分離と一体。常傭と請負。積算と見積り。予算と試算。段取りとやりくり。安全安心。品質と仕上がり。計算機とカンスウ計算。管理と監理。木造と鉄骨・鉄筋C造。などなどいくらでもある。簡単なスパゲッティ調理して、午後番頭はメゾンでサークル活動へ。先生は電車、地下鉄で14時某駅にて10e様と待ち合わせ。敷地候補2点を視察。土地についてはあくまでサジェッションまで。地盤、光、音、風など自然条件もさることながら建築以外の周囲環境、学校、医院、近隣など、暮らしの将来にわたるところまで建築家は立ち入れない。2番目の土地の近所にお寺があって、その境内を案内された。高台の等高線沿いに簡単な石の屋根がついたお地蔵さんが何棟も続く光景に出くわす。不思議な信仰。15時半前帰路、17時前帰宅。18時、番頭と小若一家と海沿いの人気イタリアン。予約席で埋まってしかも開店と同時にほぼ満員。窯焼きピザが一番人気か。交通不便、街並み貧弱だが、ただおいしい一点とかろうじて店舗雰囲気で集客力はある。20時帰路。