昨今草
さっこんそう
2015年7月17日(金)台風前通過無風多雨。
小暑(末候)・鷹乃学習
しょうしょ・たかすなわちわざをならう
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※藤井厚二、1931年7月17日、 1888年生の49歳。死因は直腸がん。「聴竹居」で有名な住宅建築家。私も修行時代、今ほど注目されなかった時代のせいか、都立図書館まで著作をコピーしに行ったことがある。住宅に環境工学の視点を既に持ち込んでいた、今で言うエコハウスの先駆けといってもよい。ライトに影響された和洋折衷を採り入れた。また実験住宅として5回も家をたててかえて、実際の住み心地を確かめた。名実ともに日本の住宅について、というか、シーダ・バーンのつくりにも影響が大きい。ただ、彼の住宅には雨戸がない。京都という地域性からするとが台風は来ないが、寒暖の差は激しい。住んでいた方は、雨戸とは・・ないものと思っていたというのも面白い。雨戸を設けなかったことが惜しい。そしてよい住宅を設計したから、長命とは限らない不思議。