昨今草
さっこんそう
2015年4月11日(土)曇り。
「バックページ~命日の記憶・12」※リンクあり
※吉村順三、1997年4月11日、1908年生の88歳、死因?。一般建築だけでなく住宅建築家として知られる。自邸別荘でもある「※軽井沢山荘」はつとに有名。和風と洋風をモダニズムの中に仕込んだ、いわば東京芸大流のデザインの元祖。どこで見分けるかというと、瓦を使わず緩い勾配屋根と引き込み建具による大きな窓、それと白い大壁インテリアに、出来れば暖炉か薪ストーブ。これだけで和風+洋風+モダンが出来ると踏んだ。和風に媚びなかったところが独自性ということだろう。同期生が入所して建具・家具金物の選定に苦労したという話を、羨ましく思った記憶がある。彼の許で丁寧な設計が出来ていると感じたのだろう。