昨今草
さっこんそう
2015年4月2日(木)晴れ。
「バックページ~命日の記憶・8」
石井桃子、2008年4月2日、1907年生の101歳、老衰。絵本作家であり翻訳家。「ノンちゃん雲に乗る」という童話が評判になったことは、子どものときの記憶にある。たぶん1955年の鰐淵晴子主演映画化のことだろう。以降少なくとも50年間活躍し続けたのである。老衰というのも滅多なことではない。プーさん、ピーター・ラビットのシリーズも翻訳。「絵本の強みは、万国共通のことばである絵が、ストーリーの半分以上をうけもっていることである。」という、あたりまえのような言葉が残っている。先日のブログで「子どもの視点」を思ったばかりだが、侮れない「子ども」相手のシゴトはさぞ大変だっただろう。